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三菱電機、柵山会長が辞任=検査不正、背景に「内輪意識」

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01 Oct 2021 07:10:16 GMT9
01 Oct 2021 07:10:16 GMT9

三菱電機は1日、長崎製作所(長崎県時津町)などで発覚した一連の検査不正問題を踏まえ、同日付で柵山正樹会長が辞任したと発表した。本人の申し出によるもので、柵山氏は経団連副会長も辞任した。外部弁護士による調査報告書も公表し、不正が繰り返された背景として「内輪意識」や「閉鎖的な組織」などを挙げた。

報告書は不正が相次いだ原因について「『品質に実質的な問題がなければよい』という安易で誤った正当化が行われていた」と断じた。その上で、「現場の多くの従業員が帰属意識を持っているのは製作所や工場で、三菱電機という会社に対する帰属意識は希薄だった」と、本社との連携不足や事業本部制の弊害を指摘。過去の不正発覚後に行われた社内点検で表面化しなかった理由について、「組織の安寧を乱す活動」と現場が受け止めた可能性に言及した。

同社は併せて再発防止策を発表。品質風土改革のため、漆間啓社長直轄の「品質改革推進本部」を新設したほか、2022年4月に品質担当執行役を外部から招く。ガバナンス(企業統治)改革に向け、外部弁護士らで構成する「ガバナンスレビュー委員会」も設ける。

時事通信

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