
カルドン・アズハリ
東京:経産省所管の資源エネルギー庁によると、日本の2021年8月の原油輸入はアラブ首長国連邦(UAE)とサウジアラビアが全体輸入量の76.7%を供給した。アラブの両国が日本の石油需要の4分の3以上を占めたのはこれまでで最高である。
8月分の石油統計速報によると、UAEのシェアは3320万バレルで全体輸入量の39.7%に達し、サウジアラビアは3137万バレル(37%)を供給した。
原油輸入は増加傾向にあり、日本の8月の総輸入量は8484万バレルで、先月7月は6468万バレルだった。
2021年8月分のアラブ諸国のシェアはカタール、クウェート、オマーン、バーレーン、アルジェリアなどアラブ7カ国が日本の総輸入量の92.1%に迫る7809万バレルと高い水準を維持している。
カタールからの輸入量は613万バレルで全体輸入量の6.7%に達し、クウェートは513万バレルで全体輸入量の6.1%。バーレーンとオマーンはそれぞれ全体の1.4%と1.2%を提供した。アルジェリアのシェアは1.1%だった。
欧州唯一の供給源であるロシアは、日本全体の2.9%に当たる245万バレルの原油を供給した。エクアドルは1.7%に当たる145万バレル。また米国からも70万バレルを輸入しており、全体の0.8%を占めた。
東南アジア、ベトナム、マレーシア、タイ、インドネシアは日本に総輸入量の1.2%に当たる112万バレルを供給した。
数値は2021年8月に日本の港にある精油所、タンク、倉庫に到着した石油量を示している。