
アラブニュース
アメリカの大手資産運用会社であるブラックロック社は、サウジアラビアの国家開発基金(NDF)と協力して、今後10年間で最大2000億サウジアラビア・リヤル(530億ドル)のインフラ整備を支援すると発表した。
ブラックロック社は、現在から2030年までの間に、学校、病院、交通機関、デジタル基盤などの資産に投資を行う「国家インフラ基金」の運営にアドバイザーとして参加する。
リヤドで開催されたFuture Investment Initiativeの前夜に発表されたこの契約は、知名度の高い協力機関であるパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)と比べ、サウジアラビアの経済開発機関の中ではあまり知られていないNDFにとって、重要なステップとなる。
NDFは、経済の多様化とインフラ整備を目指すサウジアラビアの計画に貢献している。
NDFの副会長であるモハメッド・ビン・マズヤド・アル・ツワイジリ 氏は、「国家インフラ基金がサウジアラビアの政府系融資機関のリストに加わることで、交通、水、エネルギー、健康、教育、通信、デジタルインフラなどの重要な分野におけるインフラ計画への支援に大きく貢献することになります」と語った。
さらに、「国民経済の発展にとってもプラスとなり、個人や社会の生活の質を高めることになるでしょう」と付け加えた。