
アラブニュース
ジェッダ:サウジアラムコは土曜日、フランスの有力企業と契約を5つ締結した。中には、ゴーサン社との水素自動車事業の検討の合意契約も含まれる。
契約が締結されたのは、サウジアラビアでのフランス企業の投資機会を模索するために投資省が主催したジェッダでのイベントでのことだ。
クリーンでインテリジェントな輸送ソリューションのパイオニアであるゴーサン社との契約について、サウジアラムコのアミン・ナーセルCEOは「今回の契約は、モータースポーツだけでなく最終的には大量輸送においても、低炭素ソリューションとしての水素の使用を推進する機会だ。このような協力体制はナマート産業投資プログラムの一環としてサウジアラビア経済の成長促進にも役立ち、より持続可能な未来という私たちの共通のビジョンに一歩近づくことになる」とコメントした。
本契約は、オンロード及びオフロードの水素自動車の近代的な製造施設をサウジアラビア国内に開設することを目的としている。両社は製造施設と中東地域を対象にした水素販売事業の実現の可能性を検討する予定だ。
両社はまた、アラムコのアドバンスド・イノベーション・センター(LAB7)が、ゴーサン社の水素自動車の開発や遠隔操作や自律走行機能を搭載した水素レーシングトラックの開発に密接に関与することにも合意した。LAB7は、ゴーサン社の既存の製品にアラムコの複合材料を取り入れ、車両の重量、エネルギー消費、コストを削減することを目指している。
アラムコは、ゴーサン社が開発し、2022年にサウジアラビアで開催されるダカールラリーに参戦する世界初の水素燃料レーシングトラックのスポンサーにもなることが決まっている。ゴーサン社のダカールラリー参戦への協賛により、アラムコは低排出輸送技術開発を引き続き推進していく。
その他の合意事項
土曜日に発表されたその他の合意事項は、炭素回収技術、人工知能、現地生産の分野におけるアラムコの研究開発のさらなる促進を目的としている。MOUの内容は以下: