トヨタ自動車は9日、国内2工場の一部で8日から操業を停止していることを明らかにした。停止期間は最大で4稼働日。東南アジアでの新型コロナウイルス再拡大で部品の調達難が続いているほか、日本国内の物流状況の逼迫(ひっぱく)も響く。
2工場は田原工場(愛知県田原市)と生産子会社トヨタ自動車九州の宮田工場(福岡県宮若市)。田原工場は8日の夜勤から11日の日勤まで第3ラインを止め、宮田工場は8日の夜勤から10日の夜勤まで第1ラインを休止する。
対象車種はいずれも高級ブランド「レクサス」で、スポーツ用多目的車(SUV)「NX」などが含まれる。合計で約3500台の生産に影響が出る。
トヨタは11月、国内生産について、12月は7カ月ぶりに全14工場28ラインで稼働を正常化する計画を公表していた。
時事通信