Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • ビジネス
  • 日立、建機株を半分売却=伊藤忠などに1824億円

日立、建機株を半分売却=伊藤忠などに1824億円

Short Url:
15 Jan 2022 12:01:05 GMT9
15 Jan 2022 12:01:05 GMT9

日立製作所は14日、約51%を保有する上場子会社の日立建機株式のうち26%について、伊藤忠商事と投資ファンド、日本産業パートナーズ(東京)の折半出資会社に売却すると発表した。売却額は約1824億円。IT分野に経営資源を集中する一環で、相乗効果の薄い事業の売却を進めており、上場子会社再編の総仕上げとなる。

日立の議決権比率は約25%に低下し、日立建機は連結子会社から持ち分法適用会社となる。今後も日立ブランドを継続使用するほか、デジタル技術や研究開発などの領域で連携を維持する。 

日立建機はインドネシアで共同事業を長年展開するなど伊藤忠と関係が深く、今回の株式譲渡を機に同社などと資本提携した。まずは、販売委託先の米農機大手ディア社との提携を解消した北米で独自販路の開拓を進め、金融事業や物流網の整備で協業する。

日立建機の平野耕太郎社長は14日開いた事業方針に関する説明会で、伊藤忠について「ファイナンスや物流という部分で非常に心強いパートナーだ」と述べ、提携に伴う相乗効果に強い期待感を示した。

株式譲渡は6月を予定。日立は2023年3月期の連結決算で約770億円の利益を計上する見通し。

時事通信

特に人気
オススメ

return to top