アラブニュース
リヤド:ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)の報告書によると、サウジアラビアのゲーム&Eスポーツ業界における消費額が2020年の9億5900万ドルから2030年までに68億ドルに到達するとの見通しで、同国はこの業界で主導権を握る構え。
この報告書では、サウジアラビアのゲーム消費が22%の年間平均複利成長率で拡大することが予測されている。
「サウジアラビアは比較的最近この分野に参入した国ですが、業界は活気がみなぎり急成長しています」とBCGでパートナーを務めるポヴィラス・ジョニスキ氏は語った。
同氏は続けて「現在、この業界の成長を牽引しその人気を高めているのは主に熱狂的なゲーマー達で、彼らがフルタイムのキャリアポジションに就き、国際的な舞台で活躍することは十分可能です」と述べた。
同報告書によると、サウジアラビアには2350万人のゲーム愛好家がおり、同国の人口の67%を占める。
サウジアラビアにおけるこの業界は成長する可能性を秘めているが、他国のマーケットに比べて同国のマーケットは発展の初期段階にあるため、目前に複数の課題がある。
同報告書は、この業界に関する主な障壁として、フルタイムで競い合うための資金不足、国内の競技人口不足、プロのゲーマーになるための明確な道しるべがないこと、そしてゲーム&Eスポーツ業界のキャリアを選択することに対する社会的なマイナスイメージがあることも明らかにしている。