
三菱電機は16日、電力用大型変圧器の米国での生産を2020年2月で終了すると発表した。中型変圧器の需要増や再生可能エネルギーの導入加速など、需要環境が変化したことが主因。米テネシー州にある工場を約50億円で韓国企業に売却し、今後米国への製品供給は日本から対応する。
同工場は13年4月に稼働開始。韓国の暁星重工業(HHI)と資産譲渡で合意しており、今後詳細を詰め20年2月中旬をめどに売却を完了させる。
また生産終了後も、ペンシルベニア州にある子会社が営業を継続。赤穂工場(兵庫県赤穂市)から製品を供給していく。
JIJI Press