
ヤナ・サルーム
リヤド:サウジアラビア経済は、新型コロナウイルス感染症の流行による1年間の縮小の後、2021年には再び成長に転じている。
サウジアラビアの実質国内総生産(GDP)は、新型コロナの流行によりほとんどの経済活動が麻痺してしまった2020年には前年比4.2%のマイナスであったのに対し、昨年には3.3%のプラス成長となっていたことが、公式データで明らかになった。
サウジアラビア統計局(General Authority for Statistics, GASTAT)のデータによると、同国の実質GDPは、非石油部門の力強い成長が貢献し、第4四半期には前年比6.8%の増加を示した。
「このGDPの増加は、経済が新型コロナ感染症の流行による危機から回復した結果で、非石油部門は6.6%、政府サービス部門は1.5%、石油部門の0.2%の成長をそれぞれ示しています」と同統計局は声明で述べている。