
【第1部】クリスマス休暇中で海外投資家の参加者が少ない中、個人投資家が割安感のある銘柄を物色し、相場を下支えした。日経平均株価は前日比142円05銭高の2万3924円92銭と反発し、東証株価指数(TOPIX)も9.78ポイント高の1731.20と7営業日ぶりに反発した。出来高は8億2186万株だった。
【第2部】小反発。INSPECがストップ高で、日本KFCも買われた。一方、東芝が軟調で、那須鉄、恵和は反落。出来高8278万株。
▽上海株高が買い材料に
前日の米国市場がクリスマスで休場となり、手掛かり材料が薄い中、日経平均は前日終値付近で寄り付いた。その後、先週からのじり安基調で日本株に割安感が出ていたことで、先物主導で買いが入り上昇した。
後場に入ると値動きが弱まり、2万3900円前後の高値圏で推移した。材料難の中で上海株が底堅かったことは、数少ない日本株の支援材料となった。為替相場が一日を通してやや円安に振れたことも半導体関連など景気敏感株の買いを強めた。
海外投資家が少なく、売買代金は1兆円台前半と低調。相場の主役は個人投資家で「投資余力があるため、好業績など個別材料のある銘柄が買われた」(大手証券)という。米国市場は26日に再開するため、「米中貿易協議で動きがあれば年末最後に値動きが出る」(中堅証券)と警戒する声も出ていた。
225先物3月きりは、高値圏で推移した。寄り付き直後に約150円高となった後、終始2万3800円台前半でこう着した。
Jiji Press