
アラブニュース
リヤド:サウジアラビア投資庁とジョンソン・エンド・ジョンソン傘下の製薬会社ヤンセンが、王国の健康産業を振興するための国家的なマルチステークホルダー・キャンペーンを開始した。
声明によると、「オルーマック」と名付けられたこのキャンペーンは、王国経済を刺激し、ヘルスケア産業も強化するイノベーションを奨励・支援することを目的とする。
またオルーマックは、コミュニケーションと意識向上に関して設定する多くのマイルストーンを通じて、王国のバイオメディカル・バリューチェーン全体に勢いをつけることも目指す。
特に、この産業における研究開発の役割に重点が置かれる。
「地元の医療当局や国際的な大手企業とのパートナーシップを通じて、ヘルスケアエコシステムの計り知れない可能性を利用し、イノベーションの活用と最高品質の医療の提供を行っていきます」と、投資庁でバイオテクノロジー・医薬品担当マネージングディレクターを務めるサラ・アルタリ氏は述べている。
オルーマックは、サウジアラビアの若者がバイオテクノロジーとヘルスケアにおける自国のイノベーションに拍車をかけ、科学・技術・工学・数学(STEM)の分野で多様なキャリアを追求することを奨励しようとしている。
オルーマックキャンペーンは、2021年6月に投資庁とヤンセンの間で締結された契約がベースとなっている。この契約では、両者が今後5年間にわたってさまざまなイニシアチブを共同開発するための、戦略的パートナーシップの枠組みが確立された。