
アラブニュース
リヤド:サウジアラビア基礎産業公社(SABIC)とその関連会社は世界の石油化学市場で競争するためにイノベーションを推し進めようとしており、1万件以上の特許を申請している。
SABICからアラブニュースに送られた声明文によると、リヤドを拠点とするSABICと関連会社はさらに独自の商標を200以上持っており、3200以上の商標申請・登録で保護されているという。
SABICのボブ・モーゴン最高技術・持続可能性責任者はアラブニュースに対し、同社が「知的財産の申請や、商標によるイノベーションの保護、成長の保護と実現の重要性に焦点を当て、戦略的な方法かつ長期的に価値をもたらす方法でそうしたことを実施する」ことに力を注いでいると語った。
SABICの2021年の年次報告では1万90件の特許(出願中を含む)について説明されているほか、20か所の技術・イノベーション施設が掲載されている。
また、売上は2020年の311億9000万ドルから50%増え、466億4000万ドルだった。
販売数量が3%減ったにもかかわらず成長を実現した。利益の増加の主な要因は、平均販売価格の増加だった。
SABIC Corporate Technology & Innovation(T&I)は2021年に世界各地での操業を拡大させ、20の拠点で1660人の正社員が働いている。
同社は、50以上の国で3万1000人以上を雇用している。
また、T&Iは現在の資産効率を改善し続け、複数のプロジェクトを実行したと報告書には書かれている。その結果、業績が2~3%改善し、世界的な操業における信頼性が増して想定外の損失が避けられたという。