アラブニュース
リヤド:サウジアラビアの政府系ファンドであるPIFが、サウジ・コーヒー社の設立を発表した。発表によると、これはサウジアラビアのコーヒー豆を国際的な製品にするための動きであるという。
パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)は、今後10年間で12億リヤル(3億2000万ドル)を投資する意向であることを明らかにした。
サウジ・コーヒー社の設立は、世界的に有名なアラビカコーヒーの木の生育地であるジーザーン南部地域で、持続可能なコーヒー生産を発展させていくために重要な役割を果たすだろうと声明は付け加えている。
「サウジ・コーヒー社の設立は、国内経済の収入源を多様化するための幅広い取り組みの一環として、食品や農業を含む13の有望な分野の発展と実現を重視するという、PIF の戦略に沿ったものです」としている。
サウジアラビアがコーヒー市場において大きな成長を示しつつある中で、今回のサウジ・コーヒー社の設立が実現した。
PIFは、ユーロモニター・インターナショナルの市場調査レポートを引用し、サウジアラビアのコーヒー消費量は2016年から2021年にかけて年率約4%伸びており、2026年までさらに毎年5%成長し、年間消費量2万8700トンに達することが見込まれると明らかにした。