
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアは2022年第1四半期に575億サウジリヤル(153億ドル)と、過去6年間で最高の四半期財政黒字を記録した。財務省が15日に発表した。
収入は2780億サウジ・リヤルに達した一方、同期間中の支出は2200億サウジリヤルに相当した。
財務省の報告によると、王国の非石油収入は942億6000万サウジリヤルに達した。
これは、同省が2016年初めから四半期ベースでの予算発表を開始して以来最高の四半期黒字である。
この黒字は、原油価格の上昇によるものと考えられる。
同省によると、第1四半期の王国の公的債務は前年同期の9380億サウジリヤルから9586億4000万サウジリヤルに増加した一方、公的支出は224億6000万サウジリヤルとなったという。
サウジアラビアの経済は、第1四半期に前期比2.2%増と堅調に拡大し、これは前年比で2011年以来最速の9.6%増の成長となる。
この拡大は、すべての部門で生産が増加したことによるものだが、主に石油部門の急成長が牽引しており、同部門でのこの四半期の成長率は2.9%であったと、総合統計庁が報告した。
3月の王国の石油生産量は1,030万バレル/日量で、前年比26.7%増となった。