ナシリヤの機関

• 数百名の求職者がナシリヤ油田へのアクセスを遮断
• 抗議活動家は、経済の管理を誤り、無能であると自分たちが見なしている政治家に対し、怒りをぶちまけた

政治派閥が新政府を組織しようとして麻痺状態にある時に、イラクの反政府抗議活動家が油田を封鎖し、日曜日に南部の都市に集結した。

経営陣によれば、バグダッドの南300km（190マイル）にあり、1日あたり82,000バレルの石油を産出するナシリヤ油田へのアクセスを数百名の求職者が遮断した。

2日間の封鎖は、1月のはじめに民衆の暴動が始まってから4ヶ月目に入り、初めて、OPEC第二の大規模生産者の操業を中断させた。

抗議活動家が日曜日にイラク南方のナシリヤ油田の生産を中断させたが、これが同国の輸出や生産業務に影響することはないだろうと、石油大臣が日曜日に話した。

大臣は声明の中で、イラクはナシリヤ油田の出荷の損失分を穴埋めするために、南部のバスラの油田を使って産出量を追加するだろうと語った。

若者が中心の抗議活動の要求は、独裁者のサダム・フセインを失脚させた米国主導の侵略の後に国政を運営してきたすべての政治家を追放することだった。

抗議活動家は、経済の管理を誤り、私腹を肥やし、強力な隣国イランに借りがあって無能であると自分たちが見なしている政治家に対し、怒りをぶちまけた。

座り込みの抗議により、シーア派が大勢を占める南部全体の国関連のオフィスや学校が数週間封鎖され、抗議活動家は週間労働日の初日である日曜日にディワニヤで再び「ゼネスト」を宣言した。

AFPの特派員によれば、大集会や前哨線はそれ以外にも、コウト、アル・ヒラ、アマラ、ナジャフの聖地の街を麻痺させた。

警棒、催涙ガス、時には実弾の暴力があるにもかかわらず、抗議は続いてきた。この暴力は約460名の命を奪い、25,000名の負傷者を出した。

活動家は11月に部分的に成功を収め、総理大臣のアデル・アブデル・マフディーが辞任した。ただし、彼は、職務代行の担当にとどまっている。

親イラン派および他の政治派閥はそれ以来、後継者を巡って論争になっており、これまでのところ、結論は出ていない。

議会は選挙改革案に賛成票を投じたばかりだが、これまでのところ、多くの国民が要求している期日前投票がいずれかの時点ですぐに行われる兆しは全くない。

騒動が悪化し、先週、バルハム・サリフ大統領は、新政府を組織するための親イラン派候補者を推薦するのではなく、辞任の可能性を見せた。

ナシリヤの学生抗議活動家であるウサマ・アリは、大統領を称賛した。彼によれば、大統領は、「政党や民兵が自らの利益を守るために革命を沈静化させようとしている試みを阻止した」。

「これにより、私たちは、すべての要求がかなえられるまで、この平和運動を続けていく希望が持てました」と彼は述べた。

その要求の中には、国の仕事を民族や宗教によって分け与える制度をとりやめるというものや、16年間でイラクのGDPの2倍を飲み込んできたと見積もられる土着の腐敗を食い止めるというものがある。