タレク・アリ・アフマド
ダボス:日曜日、春うららかなダボスに、パンデミック発生以降初となる世界経済フォーラム(WEF)年次総会の開始に合わせ、世界中の財界、技術界、政界のリーダーたちが対面で再結集する。
あらゆる分野の代表者が集まり、世界が新型コロナパンデミックの惨状に依然として揺らぐ中、気候、技術、地政学的な問題を議論する。
「今回の年次総会は、パンデミックと戦争の結果として形成されつつある多極化した世界を特徴とするこの新たな状況の中で世界のリーダーが集う初めてのサミットとなる」と、WEFの創設者であるクラウス・シュワブ会長は語る。
総会の主な議題にはロシアとウクライナの戦争が含まれ、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領によるバーチャル演説が特別に行われる予定だ。また、難民の移動、世論、将来への展望などのテーマでもパネルディスカッションが行われる。
世界中のハイレベルな人物が多く一堂に会するのだから、会議の傍らでは世界の最大の問題に取り組む会話がなされるのは当然だろう。
世界がその結果を待ち望む中、名刺が交換されバズワードが行き交う、パネルディスカッション満載の1週間に、多くの課題が託される。