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「サハリン2、日本なくなる」=石油価格上限に反発―ロシア前首相

(AFP/file)
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05 Jul 2022 10:07:34 GMT9
05 Jul 2022 10:07:34 GMT9

ロシアのメドベージェフ前首相は5日、先進7カ国(G7)が対ロ制裁の一環で検討しているロシア産石油の取引価格への上限設定をめぐる岸田文雄首相の発言を受け、「日本はロシアから石油もガスも得られなくなる。(ロシア極東の石油・天然ガス開発事業)『サハリン2』の参加もなくなる」と反発した。通信アプリに投稿した。

岸田首相は3日の東京都内での街頭演説で「ロシア産石油は今の半分程度の価格を上限とし、それ以上では国際社会で買わない仕組みをつくる」と述べていた。これを受け、メドベージェフ氏は「市場の石油は大幅に減り、価格もはるかに高くなるだろう」とけん制。日本はロシア産の石油やガスを得られなくなり、サハリン2の参加もなくなるとどう喝した。

一方、ロシアのプーチン大統領に影響力を持つ最側近のパトルシェフ安全保障会議書記は5日、日本が北方領土をめぐり「報復主義的な志向」を強めていると主張し、警戒感をあらわにした。極東ハバロフスクの会合での発言をタス通信が報じた。

パトルシェフ氏は極東における国境の状況に関し、「米国とその同盟国が北極圏とアジア太平洋で軍事的プレゼンスを高め、新たな軍事ブロックの創設によって日本は報復主義的な志向を強めている」と述べた。 

ウクライナ侵攻を受け、欧米と足並みをそろえて対ロ制裁を科す日本に対し、ロシアは反発を強めている。3月には北方領土問題を含む日本との平和条約交渉の中断を表明した。

時事通信

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