Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 中東
  • イランによる襲撃の兆候をつかんだイスラエル、トルコからの退避を国民に要求

イランによる襲撃の兆候をつかんだイスラエル、トルコからの退避を国民に要求

イスラエルのヤイール・ラピード外務大臣はイスタンブールを訪れているイスラエル国民に対し「一刻も早く」立ち去るよう伝えた。(ファイル/AFP)
イスラエルのヤイール・ラピード外務大臣はイスタンブールを訪れているイスラエル国民に対し「一刻も早く」立ち去るよう伝えた。(ファイル/AFP)
Short Url:
13 Jun 2022 10:06:10 GMT9
13 Jun 2022 10:06:10 GMT9

エルサレム:イスラエルのヤイール・ラピード外務大臣は13日、イランの諜報員がイスタンブールにいるイスラエル人に対し積極的に襲撃を計画しているという兆候を察知し、トルコにいるイスラエル国民に「一刻も早く」立ち去ることを強く求めた。

ラピード外相は「現実的で急を要する危機です」と、所属する政党イェシュ・アティッドの議員による会議にて発言し、「休日のイスタンブールでの、イラン人によるイスラエル人に対する複数のテロ攻撃未遂」を引き合いに出した。

「既にイスタンブールにいるのならば一刻も早くイスラエルに戻ってください」とラピード外相は言い「イスタンブールへのフライトを予定している場合はキャンセルしてください。命より大切な休暇はありません」とした。

「必要不可欠な」旅行ではない限り「とにかくトルコへはフライトしないでください」と外相は付言した。

イランとイスラエルは敵国同士で、イスラエル政府がイランの核担当軍高官を目標とした一連の暗殺を実行したとして、イラン政府はイスラエル政府を非難した。

ごく最近にも、革命防衛隊(IRGC)のサイアド・ホダイ大佐が5月22日にテヘランの自宅前で撃たれた殺害事件について、イランはイスラエルに責任があると主張した。

イラン国内でのイスラエルの関与が主張されている事件について、ラピード外相は一切言及しなかった。

しかし最近トルコに旅行したイスラエル人の中には「命が救われたことを知らずに」帰ってきた人もいると言った。

襲撃者とされる人物は「誘拐もしくは殺害目的で」イスラエル国民を狙っているとラピード外相は言った。

13日早朝、イスラエル公共放送のKanのキャスターは、ひと月前にトルコでイラン人がイスラエル人の誘拐を計画していたことを報道した。この誘拐未遂はイスラエル政府がトルコ政府に危険性を警告したことで回避された。

詳細は述べないものの、ラピード外相は「イスラエル国民の命を守るため奮闘してくれた」トルコ政府に感謝を述べた。

AFP

特に人気
オススメ

return to top