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2022年Q1のサウジ建設支出は123億ドルに:米国サウジビジネスカウンシル

契約受注額が800億リアルまで急落した2020年の急激な落ち込みから、サウジアラビアは力強く回復している(シャッターストック)
契約受注額が800億リアルまで急落した2020年の急激な落ち込みから、サウジアラビアは力強く回復している(シャッターストック)
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21 Jul 2022 07:07:18 GMT9
21 Jul 2022 07:07:18 GMT9

アラブニュース

カイロ:2022年第1四半期にサウジアラビアの建設契約受注額は460億サウジアラビア・リヤル(123億ドル)に達し、好調な滑り出しを見せたことが、同部門の支出を追跡する米国サウジビジネスカウンシル(USSBC)の指数で示された。

USSBC契約受注指数(CAI)は、今年初めの3カ月で212.31ポイントまで上昇し、今後、サウジアラビア王国の建設活動が活発になると予想される。 

契約受注額が800億リアルまで急落した2020年の急激な落ち込みから、サウジアラビアは力強く回復している。

2021年に1420億リアルまで回復した後、その動きは加速している。 

レポートによると、当四半期のCAIデータは、200ポイントを上回った月が4カ月、100ポイントの水準であれば12カ月であったことを示している。

2021年から2022年にかけて、CAIは1年前に比べて130パーセント上昇し、同期間に120ポイント伸びたことを示している。

サウジアラビアがこの成長を実現できた理由は、堅調な石油市場、資本開発数の増加、多くの特色ある戦略の実施である。

米国サウジビジネスカウンシルの経済調査ディレクターであるアルバラー・アルワジル氏は、「ダイナミックなグローバル石油市場と、堅調に成長している非石油部門のGDP(国内総生産)のおかげで、GDPが全体として大幅に増加した。サウジアラビア経済全体の成長は、建設部門を引き続き潤わせるだろう」と述べた。

だが、契約受注額首位はまたも石油・ガス部門で、今年第1四半期に計151億リアルとなり、全体の3分の1を占めている。

2021年も石油・ガス部門が首位で、年間では435億リアルであった。前年の112億リアルから290パーセント増になる。

また、不動産は前四半期比20パーセント増、今年最初の4カ月では前年比126パーセント増となっている。

不動産全体の42パーセントを占める複合用途市場は、2022年第1四半期に40億リアルに上った。商業用不動産は32億リアルで不動産全体の34パーセントを占め、居住用不動産は14パーセントの14億リアルであった。ホスピタリティ用不動産は10パーセント、9億9000万リアルでった。

電力部門は、2022年に前年比33パーセント増、17億リアルの伸びとなったが、今年の第4四半期と比較すると43パーセント減、54億リアルの減少となった。

ビジネスカウンシルのレポートによると、サウジアラビアの建設活動は2022年に力強いスタートを切り、今年いっぱいさらなる成長が見込まれる。

「予算に計上されている多数の国家社会・物理インフラプロジェクトが開始されるため、2022年の残りの期間に資本支出の増加が予想される」とレポートは言及している。

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