
スイスの金融機関クレディ・スイス・グループAGが先週、英国の裁判所に対し、日本のソフトバンクグループとの4億4,000万ドルの紛争について、正式な法的手続きを開始する許可を求めた。フィナンシャル・タイムズ紙が木曜に報じた。
同紙によれば、この賠償請求は、破綻したグリーンシル・キャピタルが、ソフトバンクのビジョンファンドが支援する米国の建設グループ「カテラ」に貸した、クレディ・スイスの顧客資金に関するものだという。https://on.ft.com/3JLWswM
カテラはその後、10億ドル以上の負債を抱えて破産を申請した。
クレディ・スイスは昨年、米国において、カテラが返済すべきとする金銭に関し、ソフトバンクと英国のその他の関連会社に対して起こす予定の訴訟を裏付けるとする情報を求める、申立書を提出している。
クレディ・スイスは、孫正義会長兼CEOを含むソフトバンクの幹部が、カテナのリストラ計画について知っていたことを立証しようとしている。
クレディ・スイスはコメントを拒否し、ソフトバンクはロイターからのコメントの求めに対してすぐには応じていない。
ロイター