
アラブニュース
アブダビ: 今週、エティハド航空は、UAE人女性として初めて民間航空会社の機長となったアイシャ・アル・マンスーリ氏を祝った。
同氏の機長就任は、航空業界、特にパイロットとしての女性の役割拡大を目的とするエティハド航空の取り組みにおいて重要な意味をもつ。
式典はエティハド航空のクルー・ブリーフィング・センターで、アル・マンスーリ氏のの家族、同社の同僚パイロットや上級管理職が出席する中で開催された。
アル・マンスーリ氏は、2007年10月にエティハド航空のパイロット候補生プログラムに、クラスで2人しかいないUAE国籍の女性の1人として参加した。2010年に同プログラムを卒業し、ヨルダンのアンマン行きのエアバスA320で初飛行を行った。
それ以来、アル・マンスーリは昇格を続け、上級副操縦士になるために必要な飛行時間を積み重ね、ついに、スーパージャンボ旅客機エアバスA380を操縦する最初のUAE人女性となった。
アル・マンスーリ氏は、「エティハド航空のパイロット候補生プログラムに参加し、同社で長年にわたってキャリアを成長させる機会に恵まれたことにとても感謝しています」と語った。
さらに、「UAE人女性として初めて民間航空会社で機長になれたことを誇りに思いますし、若い女性たちが同じ道を歩むきっかけになれば幸いです」と付け加えた。
エティハド航空グループのモハマド・アル・ブルッキCEOは、「我が社は、アル・マンスーリ機長の功績と、彼女がUAE航空業界において女性のために果たしている先駆的な役割を非常に誇りに思っています。最初の一人である彼女に続いてこれからも多くの女性機長が誕生することは間違いありませんし、我が社も、この先、より多くの女性パイロットを機長として迎え入れることを楽しみにしています」と述べた。
同CEOは「エティハド航空は引き続き『UAE化』に取り組み、UAEの女性が航空産業の成長の一翼を担えるよう育成していきます」と続けた。
「航空業界の性差別はありません。我が社のパイロットは、自身の能力を証明するために、厳しい試験を受け、飛行時間に関する厳しい要件を満たすことで、国際航空業界の最高水準の訓練が維持されるよう努めています」とも語った。
「アル・マンスーリ機長は自分で機長の資格を勝ち取りました。UAEだけでなく世界中の若い女性が航空業界で夢を追うためのインスピレーションになることは間違いありません」。
アル・マンスーリ機長は、UAE女性デーでもある水曜日に、エティハド航空で機長として通常の航空業務を開始する。