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2023年の発売キャデラック・リリックがサウジアラビアのEV市場を後押し

キャデラックは、GMとともに、サウジアラビアの社会全体と密接に連携し、インフラの準備と消費者による受け入れを確実なものにしていく。(Supplied)
キャデラックは、GMとともに、サウジアラビアの社会全体と密接に連携し、インフラの準備と消費者による受け入れを確実なものにしていく。(Supplied)
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12 Sep 2022 07:09:00 GMT9
12 Sep 2022 07:09:00 GMT9
  • 当局者によれば、リヤドの交通機関の30%を電化するという目標が大きな推進力となっている

ファハド・アブドゥルジャダイエル & ダナ・アルオマール

ジェッダ:米国の自動車メーカー、ゼネラル・モーターズ社の1ブランドであるキャデラックが、2023年前半にサウジアラビアでブランド初となる電気自動車を発売する計画だ。

キャデラックの中東・国際事業部の最高責任者クリスティアン・アキリーナ氏によれば、「自動車大手GM社は、キャデラック・リリックをまず米国と中国で発売し、その後中東でも発売する」という。

GM社は現在、リリックの生産と認証のプロセスについてサウジ当局と最終調整を行っているとアキリーナ氏は述べた。

「当社は政府当局者と交渉しており、2030年までにリヤドの交通機関の30%を電化するという彼らの目標が大きな推進力になっている」とアキリーナ氏は述べた。

プレスシートによると、リリックは公共の充電ステーションでは190kWの高速直流(DC)急速充電が可能で、ユーザーは約10分間の充電で航続距離を推定76マイル延ばすことができる。

また、家庭での充電では、業界トップクラスの19.2kWの充電モジュールにより、1時間の充電で航続距離を最大52マイル伸ばすことができる。 

GM社は2025年までに6台の新型高級EVを発表することを明言、サウジアラビアのクリーンな交通と2060年正味ゼロ・エミッションの目標への同社のコミットメントを説明した。

第1弾のキャデラック・リリックに続いて、新たに公開されたセレスティックでは、クアルコムのSnapdragon Ride Platformで動作する同社のハンズフリー運転支援技術、ウルトラクルーズを提供する。また、同車は米国のナノテクノロジー企業リサーチ・フロンティアーズ社製のスマートガラスルーフを採用し、ダッシュボード幅の広いタッチスクリーンを搭載する。

セレスティックは、キャデラック・リリックと同様にGMのUltiumバッテリー技術とBattery Electric Vehicle 3プラットフォームを採用する。

キャデラックのグローバル副社長であるローリー・ハーヴェイ氏は、アラブニュースに対し、この10年が終わるまでに同社は完全な電気自動車ブランドに変貌すると語った。

「公言するが、当社は2030年までに完全なEV会社になる」という。

また、地域初のハンズフリー運転支援技術となるスーパークルーズも、2024年にキャデラックの全車両に搭載される。

ハーヴェイ氏は、他のEVメーカーとの競争について、キャデラックには大量の車を適切な品質で生産した経験があるため、競争優位性があると述べた。

さらには、販売店の拠点を持つことで、米国メーカーのGMが消費者にアフターサービスを提供することが可能になると述べた。

また、「独自性に富む歴史的な自動メーカーである当社には、非常に大きなアドバンテージがある」という。

アキリーナ氏は、顧客層が選ばれた富裕層となるセレスティックは少量生産になることを指摘した。

まだ初期段階にあるが、サウジアラビアでは、インフラ整備が非常に迅速に進んでいくだろうと付け加えた。

キャデラックは、GMとともに、サウジアラビアの社会全体と密接に連携し、インフラの準備と消費者による受け入れを確実なものにしていく。

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