
製薬大手エーザイと米バイオ医薬品大手バイオジェンは28日、共同開発中のアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」について、後期段階の臨床試験(治験)で症状の悪化を抑制する効果が確認できたと発表した。
エーザイは2022年度中に日本、米国、欧州で承認申請を目指すとしている。
レカネマブは、両社が共同開発した別のアルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」に続く新薬で、1795人を対象に後期段階の治験を実施。
その結果、偽薬を投与した患者に比べ、症状の進行について27%の抑制効果がみられるなど、統計学的に有意な効果が示されたという。
時事通信