この融資は、アブダビ国営石油会社(ADNOC)が所有する海底生産施設2ヶ所とアブダビ本土の送電網を結ぶ高圧直流海底送電システムを建設・操業するためのものだ。
JBICが水曜日に発表した声明によると、JBICはこの直流送電プロジェクトに12億100万ドルを提供し、残りの20億ドルは韓国輸出入銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、BNPパリバ・フォルティス銀行、スタンダードチャータード銀行が融資した。
「本プロジェクトは完工後35年間に亘りADNOCより送電料金の支払いを受ける事業です」とJBICは述べている。
ADNOCとJBICは昨年11月、脱炭素、エネルギートランジション、エネルギー効率化の分野で協力するという基本合意書に署名していた。
JBICは、このプロジェクトはUAE政府が昨年10月に公表した2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにするというコミットメントにも合致しているとしている。
ロイター