東京電力福島第1原発事故で避難した福島県南相馬市原町区の住民ら約140人が、東電に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が25日、仙台高裁であった。小林久起裁判長は東電に計約2億7900万円の支払いを命じた。
一審福島地裁いわき支部は2020年11月、1人当たり月額10万円の避難慰謝料のほか、ふるさとが変容したことに対する慰謝料として70万~150万円を認定。総額約1億4600万円の支払いを命じていた。
時事通信