
ニルマル・ナラヤナン、ファリダ・エル・ガザル
リヤド:サウジアラビアの今年第3四半期の非石油輸出額(再輸出を含む)は、前年同期の694億SRから13.1%急増し、784億SR(208億6000万ドル)となったことが、サウジ総合統計庁(通称・GASTAT)の報告書で明らかになった。
しかし、前四半期比で見ると、今年第3四半期の非石油輸出額は、同第2四半期に比べて84億SR(9.6%)減少した。
今年第3四半期の商品全体の輸出総額は、前年同期の2,736億SRから46.1%増の3,997億SRとなった。
サウジアラビアの非石油輸出については、化学および関連産業部門が牽引している。GASTATの報告によると、これらの部門は第2四半期の非石油商品輸出額の36.8%を占めた。
一方、今年第3四半期の輸入額は、前年同期比25.1%増の1,811億SRとなった。これは、今年第2四半期と比較すると4.8%の増加。
非石油輸出額の中軸である化学および関連産業の製品は、第2四半期に前年同期比35.1%増の75億SRとなった。
また、GASATの報告書によると、前四半期の輸入商品で最も重要な位置を占めたのは機械および機械器具で、商品輸出総額の18.7%を占めた。
第3四半期は輸入が非石油輸出を上回る勢いで増加したため、非石油輸出の輸入に対する比率は前年同期の47.9%から43.3%に低下した。
サウジアラビアの最大の貿易相手国は引き続き中国で、輸出総額の 16.4%を占め、韓国と日本がそれぞれ 10%、9.9%で続いている。
輸入元については、前四半期の総輸入額に占める割合は、中国が20.7%、米国が8.8%、UAEが6.8%となっている。
2022年第3四半期は、輸入品の大半がジェッダ・イスラム港を通じてサウジに入国した。同港を経由した商品の総額は500億SRで、全体の27%にあたる。