Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • ビジネス
  • サウジアラビア観光大臣、サウジは旅行・観光分野で6兆ドルの投資機会を提供

サウジアラビア観光大臣、サウジは旅行・観光分野で6兆ドルの投資機会を提供

Short Url:
30 Nov 2022 02:11:20 GMT9
30 Nov 2022 02:11:20 GMT9

リヤド:サウジアラビアのアフメド・アル・カティーブ観光大臣によると、この10年以内に世界的な観光地となることを目指して着実な取り組みを進めるサウジアラビアは、旅行・観光分野で6兆ドル相当の投資機会を2030年末まで提供する。

アル・カティーブ大臣は、11月29日にリヤドで開催された世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)グローバルサミットで講演し、観光分野における課題に立ち向かうためには、グローバルな集団行動が必要であると述べた。

「私たちは、世界的な大惨事(新型コロナウイルス感染症の世界的大流行)という背景にもかかわらず、観光産業を築き上げてきました。

そして今、2030年末まで6兆ドルの投資機会を設けています」と、アル・カティーブ大臣は語る。

さらに、「私たちはコラボレーションを重視し、それがうまくいくことを証明してきました。

私たちが共有するパートナーシップへのコミットメントが、世界の産業を前進させるでしょう。

サウジアラビアは観光を再考し、パートナーシップの力を活用し、誰も取り残されないようにしています」と付け加えた。

アル・カティーブ大臣は、急速に発展する観光地として、また旅行・観光分野全体の変革を推進するグローバルパートナーとして、サウジアラビアの功績を誇りに思うと述べた。

「旅行・観光分野が力強く回復するにつれ、私たちは人々と地球を第一に考え、あらゆる意思決定の中心に据える必要があります」と、彼は語る。

さらに大臣は、今後10年間に世界で1億2600万人の新規雇用が旅行・観光産業で創出されるだろうと述べ、これは新規雇用3件のうち1件が観光分野で作り出されることを意味している。

アル・カティーブ大臣は、サウジアラビアの観光産業と若年層に対するコミットメントを再確認し、王国は観光分野で働く人材を毎年10万人育成していると言明した。

WTTCのアーノルド・ドナルド会長は、サウジアラビアは観光地として急速に進化していると述べた。

「サウジアラビアを訪れるのはこの14ヶ月で3回目ですが、訪れるたびに、前回と比較して非常に印象的な訪問となっています。サウジアラビアの大胆な野望は、旅行・観光分野におけるこの地域の意欲とエネルギーを体現しています」と、ドナルド会長は述べている。

さらに、「この王国は、年間1億人の旅行者を国内外から迎え、世界のトップ5の観光地になることを目指しているのです」と付け加えた。

ドナルド会長は、サウジアラビアでは官民が共通の目標に向かって協力しており、これは全世界の模範となるものであると述べた。

「すべての人に利益をもたらす行動を推し進めるためには、官民を超えたパートナーシップを何よりも優先すべきです」と、ドナルド会長は付け加えた。

一方、WTTCの会長兼CEOであるジュリア・シンプソン氏は、サウジアラビアの旅行・観光分野では現在8000億ドル相当の投資が行われており、これは業界史上最大のものであると述べた。

シンプソン氏は、旅行・観光分野は、今後10年間で多大な成長を遂げるだろうとも付け加えた。

「旅行・観光分野は、今後10年間で世界の成長を上回るでしょう。私たちが毎年5.8パーセントの成長を遂げる一方で、世界のGDPは2.8パーセントの成長となるでしょう」と述べている。 

シンプソン氏は講演の中で、世界初となる旅行・観光業が与える環境および社会的影響に関する報告の開始を発表し、「この分野の軌跡を測定し、追跡することができる画期的な研究成果」と表現した。

また、輸送部門の排出量を削減するために、持続可能な航空燃料を取り入れる必要性を強調した。

「2019年、輸送は排出量の38パーセントを占めていました。持続可能な航空燃料を広く利用できるようにすることが重要です」と、シンプソン氏は付け加えている。

特に人気
オススメ

return to top

<