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石油関連最新情報:原油価格は上昇、クウェートとロシアからの供給増でアジアの燃料油価格下落へ

1035GMT時点でブレント原油先物は0.5ドル(0.65%)高の1バレル=80.30ドル。前日は0.76ドル上昇していた。(Shutterstock)
1035GMT時点でブレント原油先物は0.5ドル(0.65%)高の1バレル=80.30ドル。前日は0.76ドル上昇していた。(Shutterstock)
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21 Dec 2022 08:12:24 GMT9
21 Dec 2022 08:12:24 GMT9

アラブニュース

リヤド:20日、原油価格はドル安と米国の石油備蓄補充計画に支えられ上昇したが、世界最大の原油輸入国である中国での新型コロナ感染拡大の影響をめぐる不透明感が上値を抑えた。

1035GMT時点でブレント原油先物は0.5ドル(0.65%)高の1バレル=80.30ドル。前日は0.76ドル上昇していた。

米WTI原油先物は1ドル(1.31%)高の76.19ドル。前日は0.90ドル高だった。

先週米国が戦略石油備蓄補充のための最大300万バレルの購入計画を発表したことで、原油価格は上昇している。今年に過去最大規模の1億8000万バレルを放出して以降、初の補充となる。

ドル建てで取引される原油が割安になることからドル安も価格を支えている。

カタール国立銀行(QNB)は、「供給制約と世界的な需要増を背景に現物市場がさらに引き締まることが予想されるため、原油価格はさらに上昇する可能性がある」としたうえで、今後数四半期の価格を1バレル=90~115ドルと予測した。

2023年はクウェートとロシアからの供給増でアジアの燃料油価格下落へ

2023年は、クウェートの新しいアル・ズール製油所の増産や、ロシアが制裁を前に過去最大規模の量を欧州から振り向けることで、アジアへの燃料油供給が過剰になると見られている。

来年は、船舶燃料・発電部門の需要が堅調な中、供給増によりアジアの燃料油価格と精製マージンは下落すると予測される。

11月に出荷を開始した処理能力日量61万5000バレルのアル・ズール製油所は、通常は船舶への燃料供給(バンカリング)に使用される低硫黄燃料油(VLSFO)の主要供給元になる態勢を整えている。

業界関係者の話やロイターの計算によると、この製油所が完全に稼働すれば毎月40万~50万トンのVLSFOを出荷し、供給が東に流れればアジアの需要の8~10%を満たすことになる。

一方の高硫黄燃料油(HSFO)も、ウクライナ侵攻を受けた欧米からの制裁後にロシア産原油がアジアに過剰に供給された5月以降圧力に晒されている。アジアの精製業者のHSFOクラック・スプレッドは10月に史上最低値にまで下落した。

ケプラーのデータによると、アジアがロシアから輸入する燃料油は10月に過去最高の日量73万6000バレルにまで増加した。EUがロシア産原油の輸入を完全に禁止する2月5日を前に、12月13日時点で41万トンとなっている。

ロシアのトランスネフチ、ポーランドとドイツから石油供給の要請を受ける

ロシアの石油パイプライン独占企業トランスネフチのトップはロシヤ24テレビに対し、同社がポーランドとドイツから2023年の石油供給の要請を受けたことを明らかにした。ドルジバ・パイプラインの南側の区間を経由した供給は来年も安定する見込みだという。

EUはロシア産原油の海上輸送ルートを通じた購入を12月5日から停止している。西側諸国はロシア産原油への価格上限も設定している。しかし、ドルジバ・パイプライン経由の原油は依然として制裁の対象外となっている。

ポーランド政府は11月、ロシア産原油購入契約を破棄する意思を示していたが、トランスネフチのコメントはこれと矛盾する。

(ロイターの記事を参照)

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