
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアのアドバンスト・エレクトロニクス・カンパニーは、同国のデジタル変革戦略への貢献の一環として、政府機関や国際企業との協力強化に向けた8つの協定、了解覚書、契約に署名した。
「サウジアラビア軍事産業」の子会社である同社が結んだ協定には、スマートスタジアム、デジタルソリューション、サイバーセキュリティ、インフラなどに関するデジタル変革支援を提供するためのスポーツ省との協定が含まれている。
アドバンスト・エレクトロニクスは、デジタルインフラ改善に向けたイニシアティブを支援するための環境水資源農業省との協力協定にも署名した。
サウジアラビア鉄道との間には、セキュリティソリューション、マネージドサービス、ITインフラソリューションなどを提供するための了解覚書が結ばれた。
サウジ電力会社との間でも、インフラソリューションの提供や技術の移転・現地化に関する了解覚書が署名された。測量・地理空間情報総局とは、デジタル技術インフラ運用や技術支援のための契約が結ばれた。
これらの合意は、2月6~9日にリヤドで開催された国際テックカンファレンス「LEAP 23」にアドバンスト・エレクトロニクスが参加した後に発表された。
サウジ通信に掲載された声明によると、アドバンスト・エレクトロニクスのジアド・アル・ムサラムCEOは、これらの合意は様々な分野におけるサウジアラビアのデジタルインフラの発展に寄与するとともに、同国のビジョン2030の目標実現のイネーブラーとしてデジタル変革プロセスに飛躍的進歩をもたらすものだと述べた。
他にも、クロノライフ、インテリジェント・セキュリティ・システムズ、アドバンスト・テクノロジー&サイバーセキュリティとの協力協定が結ばれた。
これらの合意には、インフラ開発、政府部門のインフラプロジェクト、スマートシティ部門の実現などの内容が含まれる。
LEAP 23には、2022年の2倍以上となる25万人以上の登録があった。
このカンファレンスでは投資関連の発表が多数なされた。
開会時にはサウジアラビアのアブドゥラー・アルスワハ通信情報技術相が90億ドルの取引を発表した。
3日目には24億3000万ドル相当のプログラムが発表された。
今回結ばれた一連の協定は、イノベーションとデジタル起業を促進するためにLEAP 23の際に立ち上げられた6億4600万ドル相当の8つの投資ファンドに加わる形となった。