
日本鉄鋼連盟が22日発表した1月の粗鋼生産量は、前年同月比6.9%減の722万2000トンで、13カ月連続のマイナスとなった。
自動車生産は徐々に回復しているものの想定を下回っており、外需も伸び悩みが続いていることから、鋼材需要の戻りは鈍い。
炉別では、鉄鉱石を溶かしてつくる転炉鋼は6.9%減の13カ月連続マイナスで、自動車生産の回復の遅れが響いた。
鉄スクラップが原料となる電炉鋼も同じく6.9%減だった。
鋼種別では、主に自動車など製造業向けの特殊鋼が12.9%の大幅減。建設向けなどの普通鋼も5.0%減だった。
時事通信