
リヤド:IT企業の幹部が、イノベーションと成長を推進するサウジ政府の「既成概念にとらわれない」アプローチに感動し、ぜひ提携して同国の成功物語に加わりたいと語った。
アラブニュースのインタビューの中で、HPEアルバネットワーキングの国際セールス担当シニアバイスプレジデント、アラン・カーパンティエ氏は、同社が過去2年間、サウジアラビアに大規模な投資を行っていることについて語った。
「HPEアルバは、ギガプロジェクトを支援し、そこでデジタル化をどう活かせるかを理解するためにサウジ(アラビア)に投資してきました。当社は、デジタル化で、ビジョン2030に沿ってサウジの人々を広くサポートできると考えています」とカーパンティエ氏は言った。
また、サウジアラビアのプロジェクトの重大性にふれ、地域内だけでなく西側諸国と比べても「サウジアラビアにおける規模は巨大だ」と述べた。
「サウジアラビアは、世界各地で実現するかもしれない未来の暮らしと新しい潮流の実験場のようなものです」とカーパンティエ氏は言った。
サウジでの成長を目指す上で同社がとる戦略について尋ねると、進行中のプロジェクトに向けて「最高のデジタルエクスペリエンスを開発」したいと説明した。
「当社は、新市場に参入する際のローカライゼーションの重要性を十分に認識しています。サウジアラビアの市場に向けて、当社のソリューションをどうカスタマイズできるかを理解することを目指しています。第1段階として、 これらのプロジェクトに特化したチームを設立し、サポートを提供してその戦略を理解することを決めました。第2段階では、デジタル化、データ完全性、セキュリティに力を入れました。第3段階で、計画の展開とこれらのプロジェクトの実行を開始しました。また、現地パートナーと連携し、関連部門の管理をテクノロジーで支援することも目的としています」
カーパンティエ氏は、HPEアルバがサウジで取り組んでいる分野を挙げ、「教育、医療、小売、ホスピタリティ、産業用IoT、金融セクター」に重点を置いていると述べた。
カーパンティエ氏は、同国のホスピタリティ産業もまた主要な業界であり、重視していると語った。
そして「さらに、IoT、自動化、デジタル化を通じて業界のモデルを変革する産業プロジェクトにソリューションを提供したいと考えています。当社には、優れた体験を実現するクラス最高のソリューションと、サウジアラビア市場を支える包括的なポートフォリオがあります」と付け加えた。