
リヤド:サウジアラビアは、テクノロジー主導のインターポール犯罪対策イニシアチブに112万ドルを提供した。
国際刑事警察機構(インターポール)の作戦関連性能力プログラム(I-CORE)は、世界中の国境検問所で進歩したデジタル技術を使い、セキュリティチェックに役立てることを目指している。
今回の出資契約には、内務省を代表するサウジアラビアのインターポール事務局長、アブドゥルマリク・アル・ソギヤ大佐がフランスのリヨンにあるインターポール本部で署名した。
今後3年間にわたりプログラムを援助するこの資金は、犯罪撲滅への王国の取り組みの一環であり、同時に、組織的、国際的犯罪ネットワークに対抗するインターポールの能力を高めるものとなる。
アル・ソギヤ大佐は次のように述べている。「インターポールは、あらゆる形態の国際犯罪との闘いに専念しており、世界中で警察活動に良い影響を与えています」
「よってサウジアラビアは、デジタルトランスフォーメーションの先端に立ち続け、人工知能(AI)を活用することに焦点を当てるI-COREプログラムを積極的に支援します」
プロジェクトの1つであるスマートケース・メッセージングには、AIを利用して警察のメッセージングをより効果的にし、情報収集の質と量を向上させるウェブベースのプラットフォームが含まれている。
インターポールは声明で、「世界中の警察が、国境やタイムゾーン、言語、管轄区域を越えた複雑な犯罪に直面しています」と述べた。
さらに、「この大量のデータを実用的なインテリジェンスの有益な情報源に変える」ために、I-COREプログラムは「より迅速かつスマートに警察データへアクセスできるようにする」3つの技術プロジェクトへ焦点を当てることを付け加えた。
そこには、最前線での警察活動のための生体認証、スマートケース・メッセージング、そして統一情報アーキテクチャを含むことになる、と声明は述べている。