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ソニーG、純利益16.7%減=ゲーム増収も金融・映画が大幅減益

売り上げは拡大するものの利益が伸びないという同社の業績は、成長の「踊り場」にさしかかった感もある。(AFP)
売り上げは拡大するものの利益が伸びないという同社の業績は、成長の「踊り場」にさしかかった感もある。(AFP)
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09 Aug 2023 06:08:46 GMT9
09 Aug 2023 06:08:46 GMT9

ソニーグループ(G)が9日発表した2023年4~6月期連結決算(国際会計基準)は、売上高が前年同期比32.9%増の2兆9637億円、営業利益が30.6%減の2530億円、純利益が16.7%減の2175億円の増収減益となった。ゲームなどの分野は売り上げを順調に伸ばしたが、映画や金融での大幅減益が響いた。

ゲーム分野は、自社制作以外のソフトウエア販売が増加した。一方、映画は劇場公開作品の増加に伴う広告宣伝費の伸びが響いた。金融は前年同期に変額保険関連や不動産売却での利益を計上した反動で減益となった。 

売り上げは拡大するものの利益が伸びないという同社の業績は、成長の「踊り場」にさしかかった感もある。オンラインで記者会見した十時裕樹社長は「半導体市況や中国市場の回復が待たれる」と指摘するとともに、ゲームや音楽などの分野は「十分成長できる」と述べた。

24年3月期連結業績予想については、純利益を前期比14.5%減の8600億円(従来予想8400億円)に上方修正した。法人税の支払いが減少することが主因。売上高についても11.2%増の12兆2000億円(同11兆5000億円)に修正した。

時事通信

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