リヤド:イスラム投資・輸出保険機関(ICIEC)とサウジパック産業農業投資会社(Saudi Pak)との貿易関係は、新たな合意のおかげで間もなく強化されることになる。
この提携は、イスラム開発銀行のメンバーであるサウジアラビアのICIECが、広範な協力分野を含むSaudi Pakとの覚書に署名したことを受けて実現したと国営通信社が報じた。
この覚書は、食料安全保障を強化し、サウジアラビアにおける気候変動に強い再生可能エネルギーインフラの構築を促進する投資への介入と直接支援の範囲を拡大するというサウジアラビアのコミットメントを強化するものである。
新たな合意に基づき、両者は定期的に重要な情報を交換することになる。 また、教育セミナーやワークショップの開催に加え、貿易・投資促進の効率化にも取り組む。
ICIECのオサマ・アル・カイシ最高経営責任者(CEO)は、新たな合意が貿易と投資の手段を強化する道を開き、大きな前向きな変革をもたらす可能性があることを確認した。
これは、両国間の協力を強化しつつ、国際貿易と経済発展を促進するという両国の共通のビジョンと一致している、とアル・カイシCEOは説明した。
また、今月初め、パキスタンのシェバズ・シャリフ前首相は、イスラマバードでサウジのワリード・ビン・アブドゥルカリム・アル・クライジ外務副大臣と会談し、パキスタンの農業、鉱業、その他の分野への投資機会を利用するようサウジアラビアに呼びかけた。
その際、アル・クライジ外務副大臣はサウジの外務省、エネルギー省、保健省のメンバーと共に、サウジアラビアの高官代表団を率いてパキスタンを訪問した。
サウジアラビアの環境・農業相、工業相、鉱物資源相、投資相も同席した。
訪問中、パキスタン首相は代表団を歓迎し、サウジアラビアとの二国間関係の良好な進展に満足の意を表明した。
パキスタンとサウジアラビアは文化、防衛、経済面で強い結びつきを持つ。サウジアラビアには200万人を超えるパキスタン人が居住しており、サウジアラビアは南アジアの国における送金流入の最大の貢献国となっている。