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リヤド航空、カレッジ・オブ・エクセレンスと提携し、サウジの航空人材を育成

リヤド航空の設立は、サウジ政府が「ビジョン2030」 で示された経済の多角化という目標に沿って、観光ハブへの転換を追求するうえで重要な一歩とみなされている。ファイル
リヤド航空の設立は、サウジ政府が「ビジョン2030」 で示された経済の多角化という目標に沿って、観光ハブへの転換を追求するうえで重要な一歩とみなされている。ファイル
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30 Aug 2023 09:08:59 GMT9
30 Aug 2023 09:08:59 GMT9

アラブニュース

リヤド:サウジアラビアの新たに設立された国営航空会社であるリヤド航空は、航空業界における地元サウジアラビアの専門家の訓練と技能向上を促進するために、カレッジ・オブ・エクセレンス(CoE)と覚書を締結したことが、報道発表で明らかになった。

覚書にはリヤド航空のトニー・ダグラスCEOとCoEのアイマン・ムスタファ・アル・アブドゥラCEOが署名した。

今回の契約では、双方が共同でサウジアラビアの人材を対象とした職業訓練プログラムを展開することになっており、これには工学と整備のキャリアを目指す女性を対象とした専門コースも含まれる。

「専門的な航空プログラムの開始を支援するためにCoEと提携できることをうれしく思います。学生に実践的な経験と専門的な訓練を提供することで、教育と産業界の要件の間のギャップを埋めることを目指しています」とダグラス氏は語った。

CoEは、サウジアラビアの職業訓練法人が設立した機関で、現地の人材を育成するための訓練サービスサービスの提供を任されている。

覚書によると、航空分野の学生を対象に専門的なセッションが行われ、サウジアラビアの女性にとって初の航空機整備とエンジニアリングのトレーニング・プログラムも含まれる。ダグラス氏は、「私たちは、このプログラムが技術工学や整備の分野で女性にチャンスを提供し、より多様で包括的な航空労働力への道を開くことを特に期待しています」と付け加えた。

リヤド航空の設立は、サウジ政府が「ビジョン2030」 で示された経済の多角化という目標に沿って、観光ハブへの転換を追求するうえで重要な一歩とみなされている。

2025年に運航を開始する予定のリヤド航空は、2030年までに100以上の都市に就航する予定だ。
6月初め、パリ航空ショーの期間中、ダグラス氏はアラブニュースに対し、リヤド航空がフルサービスキャリア(FSC)となり、現行水準のデジタル化で顧客体験の向上に注力していくと語っていた。

「リヤド航空は世界初の本当の意味でのデジタルネイティブ航空会社になります。人々が普段の生活の中でどのように携帯電話やその他の携帯端末機を利用しているのかを確認し、その方法で人々はリヤド航空を利用できるようになります」とダグラス氏は説明した。

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