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キング・アブドゥラ―科学技術大学、紅海で初の熱水噴出孔フィールドを発見

キング・アブドゥラ―科学技術大学の科学者らが、紅海で活動中の熱水噴出孔フィールドの存在を発見した。(サウジ通信)
キング・アブドゥラ―科学技術大学の科学者らが、紅海で活動中の熱水噴出孔フィールドの存在を発見した。(サウジ通信)
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09 Jan 2024 03:01:09 GMT9
09 Jan 2024 03:01:09 GMT9
  • これまでに報告されたこの種のフィールドの中で最大のHatiba Monsフィールドが発見の中心

アラブニュース

リヤド:キング・アブドゥラ―科学技術大学の科学者らが、紅海で活動中の熱水噴出孔フィールドの存在を発見したとサウジ通信が報道した。

大学は、月曜日に、今回の発見の中心は、これまでに報告されたこの種のフィールドの中で最大のHatiba Monsフィールドだと発表した。

熱水噴出孔は、プレートの境にある海中火山によって創り出された温泉で、火山下のマグマによって温められた熱水の放出が、通常のレベルを越える豊富な微生物群衆をもたらしている。

キング・アブドゥラー科学技術大学によると、これらの発見は、紅海深部の生物資源と鉱物資源および極限環境での生命の進化の過程について有益な見識をもたらすはずだ。

キング・アブドゥラ―科学技術大学の研究者らは、Hatiba Monsの1.6平方キロメートルのエリアに45の噴出孔を確認した。とくに、直接観察できた14のフィールドすべてが、噴出活動中という点で、中央海嶺沿いの小さなエリアでの噴出活動に限定される典型的な 世界の他の噴出孔とは異なる。

これら噴出孔が、摂氏40度という比較的低温であることで、オキシ水酸化鉄のマウンドの形成を促し、そのマウンドが、微生物群衆を繫栄させている。これらの群衆は、大きなマウンドの形成に重要な役割を担っており、正のフィードバック機構を通して生命の繁栄に好条件を作っていると考えられている。

噴出孔付近の大型動物相の存在は、興味深い発見で、これらの微生物群衆が、深海での生命の起源と適応に光を当てる可能性を強調している。

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