
ウィーン国立歌劇場音楽監督などを歴任し、戦後日本のクラシック音楽界をけん引した世界的指揮者、小澤征爾(おざわ・せいじ)さんが6日、心不全のため東京都内の自宅で死去した。88歳だった。葬儀は近親者で済ませた。後日お別れの会を開く予定。
1935年、旧満州(中国東北部)生まれ。59年に渡仏し、ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。カラヤン、バーンスタインらの指導を受けた。ボストン交響楽団、ウィーン国立歌劇場などで音楽監督を務めたほか、名門楽団への客演も重ね、名実ともに「世界のオザワ」として認められた。
時事通信