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ACCプレミアカップ出場権獲得は王国のクリケットにとって「始まりに過ぎない」 日本に勝利したサウジアラビアチームの意気込み

準決勝での勝利は、グリーンズがアジアカップ予選の次のステージ、4月にオマーンで開催されるプレミアカップで再び戦うことを意味する。(X: @ACCMedia1 / @cricketsaudi )
準決勝での勝利は、グリーンズがアジアカップ予選の次のステージ、4月にオマーンで開催されるプレミアカップで再び戦うことを意味する。(X: @ACCMedia1 / @cricketsaudi )
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11 Feb 2024 06:02:21 GMT9
11 Feb 2024 06:02:21 GMT9
  • サウジアラビアはアジアクリケット評議会男子チャレンジャーカップ準決勝で、日本に10ウィケット差で勝利を収めた。
  • 準決勝での勝利により、グリーンズはアジアカップ予選の次のステージであるプレミアカップへの復帰を決めた。

ダニエル・ファウンテン

ロンドン/バンコク:サウジアラビアが2年連続でACC男子プレミアカップへの出場権を獲得したことは、王国のスポーツ発展にとって「始まりに過ぎない」と、チームのスターバッターとヘッドコーチは共に語った。

サウジアラビアは9日に行われたアジアクリケット評議会(ACC)男子チャレンジャーカップ準決勝で、日本に10ウィケット差で勝利を収め、11日のカンボジアとの決勝戦進出を決めた。

準決勝での勝利は、グリーンズがアジアカップ予選の次のステージ、4月にオマーンで開催されるプレミアカップで再び戦うことを意味する。彼らは昨年の大会での1勝を上回ることを目指す。

9日の勝利後、アラブニュースの取材に応じたキャプテンのヒシャム・シャイクは、2023年に獲得したタイトルを保持するチャンスだけでなく、プレミアカップを超えて、インドやパキスタンといった強豪が待ち受ける来年のアジアカップ本戦に進むことについても前向きに語った。

「オマーンで各チームに挑戦し、必要なレベルで良いパフォーマンスが発揮できるよう、選手たち全員が準備してきたと考えている」とアラブニュースに語った。

「私たちは皆、優れた力を発揮し、ランキング20位以内に入るような国になりたいと願っている。昨年は相手を苦しめたと思う。今回は新たな目標を設定したい。これはトゥエンティ20(T20)クリケットであり、どのチームにも勝機がある。一連の試合で良いパフォーマンスを発揮できれば、勝ち抜けると信じている」

ヘッドコーチのカビール・カーンは、今年のトーナメントサイクルに向けたチームの準備には著しい進歩が見られ、それが彼らの能力を最大限に発揮することに役立っていると語り、その結果はピッチ上に反映されていると述べた。

「フィットネス、そして明らかに「ディシプリン」に多くの取り組みがなされ、バッティング、ボーリング、フィールディングの各ポジションにそれぞれ異なるコーチが採用された」と彼は述べた。

「成果は形になりつつある。私たち、そしてサウジアラビア・クリケット連盟(SACF)の役員も考えているように、私たちはワールドカップ予選を通過し、トーナメントの次のラウンドに進むべきだ。それが私たちの目標だ」

「そのためには、もう少し努力が必要だ。私は、これらのトーナメントが私たちにとって良いものだと思うし、それは現在の私たちのクラスを示している。しかし明らかに、私たちが持つべき目標はさらに上を目指すことだ。もしあなたがトップレベルのクリケットを見たいなら、今は始まりに過ぎない」と彼は述べた。

スターバッターのアブドゥル・ワヒードもコーチに同意する。

「今は、すべてのハードワークが報われたと言える。この3カ月間、この大会のために、そしてその後のトーナメントのために練習を続けてきた」と彼は語る。

「選手たちは、トレーニングで培ったプランに沿って、本当によくやってくれている。だから、それを活かした本来のプレーができている」

「正直なところ、私の主な関心は代表チームを次のレベルに引き上げることであり、ワールドカップの出場権を獲得することだ。まだ始まったばかりだが、私の焦点は遥かに高いところにある。私の人生を通じて、私は常にサウジチームを世界のトップ10チームの中に入れたいと願ってきた」と彼は語った。

ワヒードは、サウジアラビアがオマーンでいくつかの番狂わせを起こし、良いパフォーマンスを示す可能性について楽観的だった。

「オマーンに行って、ACC T20(ランキング)で最強のチームと戦えることをうれしく思う。特に、私たちがどのようにプレーしているか、選手たちがどのようにプレーしているかを考えたとき、チームは本当にうまくやっている」と彼は語った。

「選手たちはより集中し、天候やウィケット、そして相手チームに適応しながらプレーしている。私たちはACCトーナメントでプレーすることに興奮している」

カーンは、オマーンで対戦相手がレベルアップしても、チームは動じないと語った。

「昨年は50オーバーのゲームだった。そして、明らかに、オマーンやネパールのようなチームはかなり経験豊富で、私たちよりも長い間こうしたクリケットをプレーしている。そうしたオマーンに私たちは善戦したし、(昨年の)試合ではあと少しで勝てた。」と彼は言った。

「そのトーナメントでも1勝しただけだったが、そこで私たちは実力を示し、私たちがどのようなクリケットをするか、そしてどのような番狂わせを起こすことができるかを示した」

「だから、そこでは明らかに何を得た。そして、私たちがそこに行き、そして帰ってきたとき、人々は言った。『新しいクリケットチームが現れた。彼らはどの相手チームにも厳しい時間を与えるだろう』」と彼は言った。

SACFのCEOであるタリク・ジアド・サガ氏はアラブニュースの取材に対し、連盟は闘いに向かう男子チームへの支援を最高レベルで強化したこと、またサウジアラビアのユースゲームを発展させ、進歩を維持する取り組みを説明した。

「過去2年間で、私たちは試合の数、国際キャンプ、国際ツアーを増やし、彼らのパフォーマンスを向上させてきた。私たちはより多くの国際コーチを採用し、ほとんどのプレーヤーに対して毎日のプレー時間とトレーニング時間を増やし、彼らのスキルを向上させ、常にコンディションを整え、どんな大会にも対応できるようにした」と彼は語った。

「私たちは地域トーナメントを運営しており、13都市でナショナルクリケットチャンピオンシップを開催している。今年はすべての協会と地域の代表が互いに競い合うナショナル・アソシエーション・チャンピオンシップを立ち上げる予定だ」

「私たちは完全なグラスルーツ・プログラムを持っており、1つは地元の学校向けのプログラムで、クリケットを紹介するもの。もう1つは国際学校向けで、クリケットを知っており、学校でプレーしていた外国人のためのものだ」

「これで、クラブクリケットと国際クリケットとの間のギャップをカバーできると考えている」と彼は言った。

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