
ジェッダ:レッドブルのマックス・フェルスタッペンがジェッダ・コルニッシュ・サーキットで3年ぶり2度目のサウジアラビアGP優勝を飾った。
フェラーリのシャルル・ルクレール、レッドブルのペレスを抑えてポールポジションからスタートしたフェラーリは、すでに圧勝で埋め尽くされているキャリアの中で最も快適な勝利のひとつを手にした。
ペレスはフェルスタッペンから13秒差の2位、ルクレールは18秒差の3位で表彰台を獲得した。
この勝利はレッドブルにとって歓迎すべきもので、レッドブルは予想通りサーキットでは圧倒的なシーズン・スタートを享受しているものの、チーム代表のクリスチャン・ホーナーが同僚の女性に対する不適切な行為の疑惑で物議を醸している。
彼はこの疑惑を断固として否定しており、今回の勝利で今シーズンこれまで彼が直面してきた困惑から束の間の解放を得たことだろう。
アルピーヌのピエール・ガスリーはレースが始まってすぐにリタイアし、8周目にはアストンマーティンのランス・ストロールがクラッシュして早々にセーフティケアが行われた。マクラーレンのランド・ノリスが再スタート後に一時的にトップに立ったが、フェルスタッペンがペレスを抑えてトップに立ち、その座を明け渡すことはなかった。
フェラーリの18歳の若手ドライバー、オイリー・ベアマンはペレスに代わって7位でフィニッシュし、初めてのグランプリでポイントを獲得した。
これでフェルスタッペンが51ポイントでシーズン序盤のランキング首位に立ち、ペレスが36ポイント、ルクレールが28ポイントとなっている。
この夜はジェッダの空に花火が打ち上げられ、幕を閉じた。
しかし、この夜最も爆発的なパフォーマンスを見せたのはフェルスタッペンで、彼はすでに3年連続3度目のF1タイトル獲得が確実視されている。