



モントリオール:坂本花織は金曜日にフリーで華麗な滑りを披露し、ショートプログラム終了後の4位からジャンプアップして、フィギュアスケート世界選手権で50年以上ぶりに3連覇を達成した。
神戸出身の23歳は、1966年、1967年、1968年のペギー・フレミング(アメリカ)以来となる世界選手権3連覇を達成し、センターベルでの優勝で2023-24年の無敵のキャンペーンを締めくくった。
アメリカのイザボー・レビトが銀メダル、韓国のキム・チェヨンが銅メダルを獲得した。
坂本の質の高いジャンプが詰まったカリスマ的なルーティンは、モントリオールのファンを沸かせた。フリーで149.67点を獲得し、合計222.96点。
ショートプログラム2位、フリー2位で212.16点を獲得したレビトに10点以上の差をつけた。
2022年のオリンピックで銅メダルを獲得し、その後2022年と2023年の世界選手権で金メダルを獲得した坂本は、「ショートプログラムでは4位だったので、少し不安もあったのですが、今日は気持ち的にすごくいい状態でした」と観客に語った。
彼女は、プログラム序盤で優位に立っただけでなく、ファンが彼女の大胆な演技に沸き始めたときにも冷静さを保ったことが勝利の鍵だったと語った。
「調子に乗らず、落ち着いて滑った」と彼女は語った。
ショートプログラムを終えて6位につけていたキムは、合計200.25点で銅メダルを獲得。ショートプログラム首位のロエナ・ヘンドリクスは4位に甘んじた。レビトはフリーを終えた後、「ショック状態だった」と語った。
「この世界選手権には2つの目標がありました。表彰台に上がることと、来年のアメリカ女子の3番目の座を確保することです。その両方を達成できました」アメリカは、レビトと、チームメイトのアンバー・グレンの10位入賞と合わせて、来年のボストンでの世界選手権に3人のスケーターが出場することになった。
ベルギーのヨーロッパ・チャンピオンであるヘンドリクスは、過去2大会で銀と銅メダルを獲得し、金メダルを狙っていたが、フリーでは8位に終わり、表彰台から姿を消した。
これに先立ち、アメリカのマディソン・チョックとエヴァン・ベイツがリズムダンスで首位に立ち、アイスダンスのタイトル防衛に乗り出した。
初の無敗優勝を目指すチョックとベイツは、審判団から今季最高の90.08点を獲得した。
アイスダンスと男子フリーは土曜日に行なわれる。
昨年の世界選手権で2位だった2度の欧州チャンピオン、シャルレーヌ・ギニャール/マルコ・ファブロ組(イタリア)は、リズムダンスで87.52点の2位。
昨年の世界選手権で3位、先月の上海での四大陸選手権で優勝したカナダのパイパー・ジルとポール・ポワリエは86.51点で3位だった。
ヨーロッパで2度準優勝しているライラ・フィアとルイス・ギブソンのイギリス人コンビは84.60点で4位だった。
チョック(31歳)とベイツ(35歳)は2011年にパートナーシップを結び、結婚の約束をしている。
今年、2人は母国とフィンランドで開催されたグランプリ大会で優勝し、グランプリファイナルを制し、5度目のアメリカでの栄冠も手にした。
AFP