
御殿場: 桂川有人は、最終ラウンドで63をマークし、地元で開催されたISPSハンダ選手権を制した。
25歳の桂川は7バーディー、ノーボギーの17アンダーでフィニッシュし、コースレコードに並び、スウェーデンのセバスチャン・ソダーバーグに3ストローク差をつけた。
日本人選手がDPワールドツアーで連勝したのは、今月初めのインドオープンで優勝した中島啓太に続いて初めてのことだった。
桂川の優勝はヨーロッパを拠点とするサーキットでの初勝利であり、その報酬としてDPワールドツアーのカードが贈られた。
2024年のレース・トゥ・ドバイのランキング25位以内に入り、アメリカPGAツアーでプレーする夢を追いかけることになる。
「大舞台に立つためにたくさん練習してきました」
「DPワールド・ツアーに参加できるようになったのは、本当に素晴らしいことだし、本当にうれしい。将来はPGAツアーのメンバーになることを目指しています」
昨年までのDPワールドツアー(旧ヨーロピアンツアー)史上、日本人の優勝はわずか4勝。
2023年の全仏オープンでの久常涼の優勝、2月のカタール・マスターズでの星野陸也の優勝、そして中島と桂川の活躍と、わずか7カ月でその数は倍増した。
桂川は首位と3打差で最終日を迎えたが、フロント9で2つのバーディーを奪って首位をキープ。
しかし、フロントナインで2つのバーディーを奪った桂川は、ターン後も5つのバーディーを奪い、最後の2ホールもパーでしのいだ。
「バックナインではとても緊張しました。手が震えていましたが、自分を信じて自分のゴルフをすることができました」
「このコースは富士山の横にあり、とても美しいですが、チャレンジングなコースです」
スペインのイバン・カンテーロ、ドイツのマルセル・シュナイダー、南アフリカのクリスティアン・ベズイデンハウト、そして日本の木下亮介は、ソダーバーグに2打差の3位タイでフィニッシュした。
首位のケーシー・ジャービスは最終日、フロントナインで5つのボギーを叩き、最終的に74をマークして8打差の3位タイに終わった。
ケーシーに1打差でスタートしたドイツのヤニック・ポールも、最終日、優勝争いから脱落し、桂川に11打差をつけられた。
桂川は、パンデミックの影響で日本ツアーのみで開催されていた2022年の第1回ISPSハンダ選手権で優勝している。
AFP