
東京:日本のスーパーバンタム級無差別級チャンピオン井上尚弥とメキシコの挑戦者ルイス・ネリーが、4万5千人収容の東京ドームで行われるタイトルマッチに向け、体重を測定した。
ボクシングがこの有名な会場に戻ってくるのは、1990年2月、42勝1敗の劣勢に立たされたジェームス・”バスター”・ダグラスが無敗のヘビー級チャンピオン、マイク・タイソンを倒して以来のこと。
無敗の井上(26勝23KO)はリミットを100g下回る55.2kg、ネリーは500g余裕の54.8kg。
元世界2階級制覇王者のネリー(35勝1KO27敗)は2018年、日本での試合で体重を落とせず、バンタム級世界王座を剥奪された。
井上は「彼が体重を落とすことは分かっていた」 という。
「ビッグイベントだし、ネリーはこの試合のために、これまでのキャリアのどの試合よりも体重に注意しているだろう。心配はしていなかった」
井上は12月にフィリピンのマルロン・タパレスを倒し、2004年に4ベルト時代が始まって以来2人目の2階級制覇王者となった。アメリカのテレンス・クロフォードが初の快挙だった。
井上はスーパー・バンタム級で戦うのは3度目だが、昨年はスティーブン・フルトン(アメリカ)とタパレス(アメリカ)を破って王座を独占している。
「準備の面では、3度目ということもあり、だいぶつかめてきたと思います」と井上は語った。
アンダーカードでは井上の弟・拓真が同じ日本人の石田匠を相手にWBAバンタム級世界王座の防衛戦を行う。
オーストラリアのWBOバンタム級世界王者ジェイソン・モロニーも日本の武居由樹を相手に防衛戦を行う。
AFP