
アラブニュース・ジャパン
高級ブランドのイヴ・サンローランとバレンシアガが、新型コロナウイルス(COVID-19)との闘いの最前線にいる医療関係者に提供するため、自社工場で高級服の代わりに手術用マスクの生産を開始する。
両ファッションブランドの親会社であるケリング・グループの声明によると、「COVID-19との闘いに貢献する」 ため、フランスの医療機関が中国から輸入したマスク300万個を購入するという。
またBBCニュースによると、ケリング・グループは生物医学研究を行うパスツール研究所に対する寄付も約束したという。
パリを拠点とする同社は次のように語っている。「ケリングブランドのバレンシアガとイヴ・サンローランのフランス工場は、医療従事者を守るためのもっとも厳しいレベルの健康保護対策に適合する形で、マスクの生産を開始する準備を進めています。マスクの生産は、生産工程と素材が関連当局に承認され次第開始します」
フランスにおける3月25日時点の新型コロナウイルス症例数は2万2635件である。