
東京:柔道日本代表の阿部一二三(ひふみ)、阿部詩(うた)兄妹は火曜日、今年のパリ大会でのタイトル防衛に向け、互いに刺激し合っていると語った。
パンデミック(世界的大流行)により延期された2021年の東京オリンピックで、2人は1時間以内に個人金メダルを獲得しており、パリ大会でも侮れない存在となりそうだ。
二人とも4度の世界チャンピオンであり、阿部一二三は東京で記者団に、この夏は妹に負けたくないと語った。
「ふたりとも頑張っているし、同じ目標を共有している」
「妹が一生懸命に頑張っている姿を見ると、自分も頑張らなきゃって思えます」
一二三は、詩がフランスのアマンディーヌ・ブシャールを下して女子52kg以下級で金メダルを獲得した直後に、グルジアのヴァシャ・マルグヴェラシヴィリを下して男子66kg級で東京オリンピックのタイトルを獲得した。
兄妹はパリで同じ日に再び対戦し、詩はお互いの試合を見守ると語った。
「二人ともトーナメントを勝ち進めば、お互いをサポートし合える」と23歳は語った。
「一番大事なのは、勝ち続けること」
ふたりはオリンピックの成功に続き、2022年と2023年の両大会でそれぞれの階級で世界タイトルを獲得した。
一二三は、初めて母国を離れてオリンピックに出場することが最大のチャレンジになると語った。
「時差があるので、いいコンディションで臨めるようにしっかり準備しなければなりません」
「柔道の面では、いつも通りの準備をすれば、負けることはないと確信しています」
AFP