
フィギュアスケート男子で現役引退を表明した宇野昌磨(26)=トヨタ自動車=が14日、東京都内で記者会見し「前向きな気持ち。スケートを続けていくという意味で悲しい気持ちはない」と晴れやかな表情で心境を語った。昨年12月末に、3月の世界選手権を現役最後の試合にするとコーチに伝えたという。
五輪では2018年平昌大会で銀メダル、22年北京大会で銅メダルを獲得。日本男子として初の世界選手権連覇も達成した。司会者から輝かしい戦績が紹介されると、「まさか僕がこういう選手になれると思っていなかった。すごい道のりを歩いてきたなと実感している」と感慨深げに振り返った。
今後はプロスケーターとして活動する。「毎日の練習が楽しくなるような、踊るようなスケートをしたい」と、青写真を描いた。
時事通信