
東京:「ラムセス大王展:ファラオたちの黄金」展は2025年春に東京へ巡回予定である。金曜日に開催された記者会見で、この展覧会の東京での開催が発表され、多くの来館者の入場が見込める。
この展覧会は、古代エジプトの偉大な建設者の一人であるラムセス2世の生涯、統治、そして遺産を紹介している。エジプト博物館のコレクションから180点以上の遺物が展示され、その中には石棺、像、金銀器、そしてエジプトのファラオ、アメネムオペの修復された葬儀用マスクも含まれている。
これらの遺物の中には3000年以上前のものもあり、エジプト国外で初めて展示されるものもある。
展覧会では、ラムセス王の生涯と、1881年にテーベのネクロポリスでラムセスと他の王室のミイラが発見された隠し場所の再発見を詳しく探る映画も上映される。また、豪華なアブ・シンベル神殿とネフェルタリの墓のバーチャルリアリティツアーも提供される。
ラムセス2世はエジプト第19王朝のファラオで、神々と自身の業績を讃えるために国内各地に数多くの巨大構造物を建設することで、新王国エジプトの影響力を拡大した。彼は全てのエジプトのファラオの中で最も長く統治した王である。
展覧会のグローバルキュレーターであり、前エジプト考古最高評議会事務局長、そして前古代遺跡担当大臣であるザヒ・ハワス氏が記者会見に出席し、展覧会のテーマと内容について説明した。記者会見にはエジプト大使モハメド・アブバクル氏も出席した。
「来年、ラムセス2世展をここで開催できることを本当に嬉しく思います」とアブバクル氏は述べた。「これはエジプトからの遺物にとって史上最大の展覧会です」。
この展覧会のツアーは2021年にヒューストンで始まり、その後サンフランシスコ、パリ、シドニーを巡回した。次の開催地はドイツのケルンで、2025年に日本に巡回予定である。