
カンヌ:フランスで開かれた第77回カンヌ国際映画祭で、独立部門「監督週間」に出品された山中瑶子監督(27)の「ナミビアの砂漠」が25日、国際批評家連盟賞を受賞した。女性監督では最年少の受賞という。
「ナミビアの砂漠」は、河合優実さん(23)が演じる21歳の女性の物語で、今夏に公開予定。山中監督は「スタッフ、キャストの皆さんに感謝を伝えたい。映画を作るとき、まだ感覚に頼るところが大きいが、勉強して、もっとうまく作れるようになりたい」とコメントした。
山中監督は長野市出身。19歳で初監督を務めた「あみこ」(2017年)で注目された。国際批評家連盟賞は01年に黒沢清監督の「回路」、21年に濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」などが受賞している。
時事通信