
「コンテイジョン」(2011年の世界的アクション・スリラー)の出演者が再び集まり、現在急速に感染が広がっているCOVID-19 に関する一連の公共広告を公開した。
マット・デイモン、ケイト・ウィンスレット、ローレンス・フィッシュバーン、マリオン・コティヤール、ジェニファー・イーリーは自宅で自分自身をビデオに収めながら、根拠に基づく予防、人との距離を取ること、屋内に留まること、手洗いなどの重要性について話し、同時にそれぞれのことばや行動が必然的に意味することを明確にした。
「感染を抑えるためのキャンペーン」の目的は、公共広告を通してその道の専門家からの根拠に基づく情報を共有することにより、旧来のプラットフォームやソーシャルメディア・プラットフォームの両方で共有されているCOVID-19パンデミック(世界的流行)に関する誤解を招くような、不正確なメッセージや助言の広がりを抑制することだ。
アンサンブル・キャストの4つのビデオを編集して公共広告が作られ、コロンビア大学公衆衛生大学院の科学者らと連携して、「感染を抑える」というキャンペーンとして公開された。
https://www.youtube.com/watch?v=D1IxmIw0lk0&feature=youtu.be
ビデオ「マット・デイモン、専門家の話を聞く」では、この俳優が映画の中での自分の役所を話し、「仮説上のウイルス」とCOVID-19とのいろいろな違いや、人と距離を置くことの重要性を繰り返し述べた。
https://www.youtube.com/watch?v=b9gRf3L5QMU#action=share
デイモンさんは、コロンビア大学の公衆衛生大学院が、バーチャルな再会という形をとって一連の公共広告として提供するため、映画の出演者に連絡をしてきたと述べる。
「私たちは快く応じました。なので、私たちが話すことはすべて公衆衛生の専門家や科学者により厳しく吟味されています」とデイモンさんは述べた。彼が映画で演じた役はミッチ・エムホフで、世界に広がる架空のウイルスに対して免疫のある人物だった。
「あれは映画でした、これは現実の生活です。私がCOVID-10に免疫があると考える理由はありませんし、あなたもそうです。どんなに若くても」と彼は言う。「これは新型のウイルスで、私たちの体も医者もそれを理解し、私たちを守る最善の方法を理解するにはまだしばらく時間がかかるでしょう」とデイモンさんは述べた。
パンデミックがどのくらい続くかは分かっていないが、ウイルスの寿命を短くするために人々が共同で貢献できる方法は分かっていると彼は説明する。
人との距離をとることを強調しながら、「人との距離をとるというのは、つまり、他の人から2m離れ、集団で集まることを避ける、集団で集まらない、自宅に留まる、あるいはどこかに退避するなどです」とデイモンさんは説明する。
https://www.youtube.com/watch?v=GJ53Ju0tLDM&feature=youtu.be
ビデオ「ケイト・ウィンスレット、拡大の阻止がどうしてあなたの手にかかっているか」では、俳優が映画での役所や、病気のいろいろな広がり方、手洗いの重要性について話す。
「映画「コンテイジョン」では、私は疫学者の役を演じました。役作りのため、何人かの世界最高の公衆衛生の専門家と時間を過ごしました。彼らが教えてくれた最も重要なことの一つは何だったか?あなたの手はそれ次第だとでもいうように、手を洗うこと、今、まさにそうだから」とウィンスレットさんは述べた。彼女が演じたのは、CDC(疾病予防管理センター)の伝染病情報サービスのメンバー、エリン・ミアーズ医師の役で、ウイルスの発生の追跡調査をしてワクチンを発見するために派遣される。
「もしも今、状況に圧倒されて少し気弱になっているなら、それを変えるために誰もができることがあり、それは医学の学位や、顕微鏡、莫大な知識など必要としません。必要なのは石鹸と水だけです」とウィンスレットさんは言いながら、石鹸で手を洗う過程でどのようにウイルスが文字通り“流れて消える”かを科学的に説明した。
COVID-19にかかるのは、感染した人の咳やくしゃみの飛沫に直接触れ、それが目や鼻、口から体に入る場合だけだと、ウィンスレットさんは視聴者に気づかせる。
https://www.youtube.com/watch?v=rgBvI1jZOWc&feature=youtu.be
ビデオ「ローレンス・フィッシュバーン、今、私たちに今できること」では、俳優が映画での彼の役所や、コロナウイルスの拡大をどのように阻止するかについて話す。
「映画の中のウイルスは、脚本家がつくり出したもので、COVID-19は全くの現実です」と、フィッシュバーンさんは言う。彼が演じたのは、疾病管理予防センターの局長、エリス・チーヴァー医師の役で、架空のウイルスの拡大を抑える責任を担う。
「ウイルスは人と人との接触によって移ります。ウイルスを助長しないようにしましょう。COVID-19にかからないようにする最善の方法の一つは、あたかもすでに感染しているかのように行動することです。つまり、人との距離をとり、自宅に留まり、頻繁に手を洗い、公衆衛生当局の話に耳を傾けることです」と、フィッシュバーンさんは述べた。
そして、フィッシュバーンさんは「パンデミック」ということばの意味を手短に明確にし、ウイルスの急激な発生の結果、世界中の人々が経験するであろういろいろな変化を特に取り上げた。
「私たちは共にこれに打ち勝つことができます、ただ人と離れているだけで」と、フィッシュバーンさんは言い添えた。
https://www.youtube.com/watch?v=57KjLa24-jY&feature=youtu.be
ビデオ「マリオン・コティヤール、誰もがすべき選択」では、俳優が映画での役所を話し、フランスでの体験や、健康な未来が来るためには、互いに学び合うことが何故重要かを話してくれる。
「他のみんなと同じく、私もただCovid-19を食い止める役に立ちたいだけです。これは選択ですが、私たちみんなが共にしなければならない選択です」と、マリオン・コティヤールさんは述べた。彼女は、病原体の発生源の調査を任される、世界保健機関のレオノーラ・オランテス医師の役を演じた。
「このウイルスの最悪の状態に遭遇したことのない人には、2つの未来があります。一つは、公衆衛生の専門家の言うことを聞く未来で、つまり、今すぐ帰宅して安全な状態になるまで待機します。社会的距離を維持し、自宅で仕事をし、大勢で集まらず、石鹸と水でできるだけこまめに手を洗って、自分自身を大事にする未来です」と、コティヤールさんは述べた。
「そして、私たち助けようとしている専門家を無視する未来があります。その未来では、ウイルスが制御できないほど拡大していく中で、医療システムが崩壊し、もっとも弱い人々が数えきれないほど、死ぬ必要などないのに亡くなります」と、彼女は付け加えた。
https://www.youtube.com/watch?v=ePLpSE-Hmrw&feature=youtu.be
ビデオ「ジェニファー・イーリー、ワクチンについて知っておかなければならないこと」では、俳優が映画の中での役柄について話し、COVID-19のワクチンの製造に関する最も重要な質問に答える。
「映画の準備を手助けしてくれた科学者たちは、安全な状態を保つために役立つことを知ってほしいと願っています。まず、これは中国のウイルスではないし、若者や健康な人には移らないウイルスでもありません」とイーリーさんは述べた。彼女は映画の中で、疾病管理予防センターのウイルス学者で、ウイルスのワクチンの発見者、アリー・ヘクストール医師の役を演じた。
科学者によると、「ワクチンができるまで16~18カ月かかる」と、イーリーさんは述べた。そして、イーリーさんは何故ワクチンの製造にそんなに時間がかかるのかを説明した。
「ワクチンは、私たちが病気にかかる前に、病気を攻撃するよう免疫システムに教える道具です。免疫システムをウイルスのほんの一部に安全にさらすことによって効果があり、そうすることで、体に抗体がつくられます…ワクチンは安全で効果的なことが重要で、つまり、テストが必要になり、それで時間がかかります」と、イーリーさんは述べた。
「妄想症も一種のウイルスで、拡散させるには雰囲気と偽情報が必要です。それを治すには科学者は必要なく、ただ必要なのは思いやりと常識です。だから、ワクチンや治療法が見つかるまで、私たちはお互いのためにそこにいることが必要です」と、イーリーさんは付け加えた。
ビデオはこの3日間に急速に広まり、一部はYouTubeで107,000回以上の閲覧、ツイッターで4,200回のリツイート、9,700回の“いいね”を記録した。また、有名人のプラットフォームを利用して、ハッシュタグ#ControlTheContagion(感染を抑える)の下に、ウイルスについての重要な情報を広げるというキャンペーンの構想をファンは称賛した。
https://twitter.com/Chrishell7/status/1243972579162910720?s=20
https://twitter.com/lisasyoga/status/1244049704666763271?s=20
https://twitter.com/dannygiovenco/status/1243978786246479872?s=20