


リヤド: 新ムラバ開発(New Murabba Development Co.)が複合施設プロジェクトの一環としてそのデザインを発表したことで、4万5000人収容の新しいスタジアムがサウジアラビアのスポーツとエンターテインメントの景観を強化することになりそうだ。
王国の公共投資ファンドが所有するリヤドを拠点とする同社は、旧TwitterのXへの投稿で、首都の北西部にある同社の今後の不動産開発における施設は、柔軟性のある多目的スペースを特徴とし、様々なスポーツイベントやエンターテインメント活動の開催を可能にすると発表した。
この構想は、王国が中東・北アフリカ地域で最高の文化、観光、娯楽、スポーツの目的地としての地位を確立するという野心に沿ったものである。
「新ムラバ・スタジアムは、最高のスポーツとエンターテインメント体験を提供することで、王国を世界有数の中心地にするための努力の大きさを示すことに貢献する」と、同社はXの投稿で述べている。
「このスタジアムは、ワディ・ハニファの主要な自然のランドマークのひとつであるアカシアの木から着想を得た、地元の特徴を組み合わせたデザインによって際立っています」
スタジアムに加え、このプロジェクトには博物館、技術・デザイン大学、没入型劇場、そして2032年末に予定されている完成時には80以上の娯楽・文化施設が建設される。
「新ムラバ・スタジアムは、リヤドをスポーツとエンターテインメントの世界的なデスティネーションに変えるという我々のコミットメントを体現するものです」
「このスタジアムは、スポーツ・イベントの世界的な会場となるだけでなく、住民や観光客の生活の質を高める、活気あるコミュニティの拠点にもなる」と付け加えた。
19平方キロメートルに及ぶニュー・ムラバ・プロジェクトは、床面積2,500万平方メートル以上、住宅10万4,000戸、ホテル9,000室、小売スペース98万平方メートル、オフィススペース140万平方メートルを提供する。
2023年2月、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、住宅、商業、エンターテインメントを独自に組み合わせてリヤドのダウンタウンを変貌させることを目的とした新ムラバ開発株式会社の立ち上げを発表した。
公共投資基金が所有するこの会社は5月、インターコンチネンタル・リヤドでニュー・ムラバ・パートナーシップ・フォーラムも開催した。
このイベントには多様な業者やパートナーが集まり、リヤドで最も変革的な繁華街となる準備が整った、この画期的なデスティネーションにおける広範な機会を探った。