日本貿易振興機構(ジェトロ)が企画したジャパンパビリオンが、10月13日から16日まで開催された世界最大のスタートアップショー「GITEXのExpand North Star 2024」に参加した。
「J-Startup」と名付けられたパビリオンには、AI & マシンラーニング、オートテック、ビッグデータ & 分析、エンタープライズソフトウェアソリューション、ゲーム、ライフスタイル、エンターテインメントなど、さまざまな分野に特化した日本のテクノロジー企業22社が参加した。
日本は2016年からGITEXに参加しており、今年で8年連続の参加となる。これは、日本が中東市場に関心を持っていることを示している。
「今年は過去最多の22社がジャパン・パビリオンに出展しました。AI、ビッグデータ、宇宙、Web3、医療、科学など幅広い分野の企業が最先端の技術を展示しています」と、JETROドバイの代表者は参加について語った。
「UAEおよび中東市場を理解してもらうために、事前説明会やビジネスマッチングの準備を行いました」と、同代表者は付け加えた。
来場者からは良いフィードバックをいただいていると、代表者は述べた。「まず、ブースのデザインがクールだと言ってくださる方が多いですね。また、来場者が多かったため、出展者はより多くの方と交流し、商談に繋げることができました。GITEX Expand North Starの投資家ラウンジでミーティングを行い、投資家を獲得した出展者もいます」
JETROの今後の活動については、「GITEX展示会終了後にJETRO主催でUAEスタートアップエコシステムツアーを2日間実施します。出展者の中から希望者を募り、ツアーに参加してもらいます。ツアーでは、アブダビのHub71やラスアルカイマのRAKDAOなどの施設を訪問し、UAEにおけるスタートアップを取り巻く環境を理解してもらう機会を提供します」という。
2018年、日本の経済産業省(METI)は、世界市場で成功する日本のスタートアップの精鋭を育成するための新たなイニシアティブプログラム、J-Startupプログラムを開始した。有力なビジネスコミュニティからの推薦者が、1万社を超える日本のスタートアップの中からプログラムに参加する企業を決定し、選出する。
今年のGITEX Expand North Starには、1,800社以上のスタートアップ企業が出展し、100か国以上から1,200人以上の投資家が参加した。